前日光横根高原へのメガソーラー建設に反対します

「横根太陽光発電所」の位置と規模
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日光市と鹿沼市にまたがる前日光県立自然公園にある横根高原に、事業面積117ha(プロ野球の公式グラウンドが1.3haなので約90倍)という広大なメガソーラー建設計画があります。上の合成写真(クリックで拡大)で分かるように、もし建設されれば、水源地である山の斜面は皆伐され、北側の足尾町の中心部よりはるかに大きな面積にパネルが敷き詰められてしまいます。
この狂気の計画を阻止するため、すでに鹿沼市の佐藤市長は「県立自然公園内、手付かずの自然に恵まれ貴重な地域で引き続き保全が必要。大規模な開発は適さない」として反対を表明しており、鹿沼市の市民団体「横根高原の自然を守る会」も2017年2月16日に鹿沼市長と市議会議長に対して、建設反対を訴える市民らの署名8796筆を添えて建設差し止めの要望書を提出しています。
「横根高原の自然を守る会」が作成・提出した「横根太陽光発電所建設に関わる問題」という文書資料はPDFで⇒こちらからダウンロードできます。
要旨は以下の通り。

景観上の問題

建設が予定されている地域一帯は、横根山頂から9合目付近の稜線沿いの南斜面であり、ミズナラ林のつづく横根高原を代表する美しい景観を有している地帯。特に新緑や紅葉が美しいカエデ類はこの斜面に多く美しい景観を醸し出している。この樹種も豊富で横根高原の最も美しい心臓部にあたる一帯の森林を皆伐し、広大に人工物で覆う景観は想像を絶する。

水源涵養機能に関わる問題

横根高原は、保水力が大きいとされる深層風化した花崗岩地帯であり、その保水量をさらに高めているのが、一帯のミズナラを中心とした森林。この地域の広大な森林を失うことは、大雨時の土砂直接流出、洪水緩和、水源涵養機能に打撃を与え、場合によっては、特別地域の井戸湿原の水位にも影響を与える可能性がある。

周辺自然環境に与える気温変動の問題

広域にわたり森林を伐採することにより、森林による太陽光の熱吸収は閉ざされ、同時に太陽光パネルの太陽光反射による熱拡散が広がる。特に当該地は、海抜高度1200m地域で冷涼な気候であり、気温上昇によって周辺の森林の生態系維持にも甚大な影響を与えるであろう。

雨水と調整池等に関わる問題

横根高原は雨量の多い地点で、高原内の方塞山には気象庁の無線ロボット雨量観測所が設置されている。森林を伐採することにより、雨滴の樹冠遮断が無くなり、斜面を下る水量は増大する。

国指定天然記念物動物,並びに絶滅危惧種の生息に関わる問題

当該地には、国指定天然記念物ニホンヤマネ、国指定特別天然記念物ニホンカモシカ、その他クマタカなど数多くの絶滅危惧種の動植物が確認されている。これらただでさえ絶滅が危惧される生物種の棲息にとどめを刺すことになる。


これは奈良県の例ですが、横根高原よりはるかに小規模なソーラーでもこういう無茶を平気でやります。建設が始まってからでは遅いのです!




狂気としか言いようがないこの計画をなんとか止めるために、日光市でも反対署名運動が始まりました。
呼びかけ人には思想の違いなどを超えて超党派の人たちが名を連ねています。
どうぞ、署名用紙をダウンロードして、一人でも多くの署名を事務局宛に郵送してください。

署名用紙のダウンロードは⇒こちらから


横根高原のメガソーラー反対
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署名用紙  反対趣旨



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