日光のお勧め「自分土産」 by http://NIKKO.CLUB/


「名物にうまいものなし」の言葉通り、観光地の土産品は日持ちや量産のしやすさという制約から、心から「うまい!」と思えるものは少ないですよね。
そこで、ここでは日光周辺で入手できる「自分土産」をリストアップしてみました。
どれもパッケージングは普段着で、見栄えはよくありません。ですから、人にお土産として渡すのは気が引けるという人が多いかと思います。でも、自分用なら何の問題もないですし、実際には人にあげても、中身はおいしいのだから感謝されるはずです。
(2015/04/05 updated)

牛乳かりんとう

牛乳かりんとう? ありがちありがち。実際、全然期待せずに買ったのですが、これがものすごくうまくてびっくり。
油をはじめ、材料が上質なのが分かります。味付けも抜群でとまらなくなる。いやあ、まいった。真面目に作っているのね。
瞞されたと思ってぜひお試しあれ。日光道の日光口PAで売ってます。
あんまりおいしいので、パッケージをよく見たら……。

「牛乳かりんとうの主原料は……牛乳かりんとうです」???!!!
美味しさだけじゃなくて笑いまで提供してくれるなんて、二度おいしい素敵なお菓子ですね。
日光観光の帰りに最も手軽に買えるお勧めお土産です。

味噌

直売所や生協系店舗などで売っている地元の手作り味噌はどれを買ってもおいしい。並木味噌、おしどり工房、山里園などなど。値段も500円~800円くらいなので、変なお菓子とかをお土産に買って人にあげるよりずっと喜ばれるでしょう。もちろん自分用にもぜひ。

みとや と 福田征子さんの饅頭・大福・柏餅


今市のJA農産物直売所(JR大沢駅前と例幣使街道・文挟)で売っています。
以前は直売所に和菓子を出しているのはほとんど福田征子さんだけでしたが、今はみとやさん(藤田孝さん)も参入し、人気を得ています。
一般の和菓子店の和菓子は日持ちを意識し、砂糖が多めで添加物も使っているため、有名店のものでもあまりおいしいとは思えませんが、この饅頭や餅菓子は甘さ控えめで無添加のため、素材の美味しさが味わえます。
少し時間が経って餅や饅頭の皮がちょっと固くなり始めたときにその違いがはっきり出ます。私は大福や柏餅、草餅の外側(餅部分)は、ちょっと固くなったときが歯ごたえも心地よく、いちばんおいしいと感じます。
また、饅頭の皮の美味しさも格別で、もちっとした食感がたまりません。
午前中にはほぼ売り切れているので、なかなか買えないかもしれません。

●大沢直売所  木和田島1373-112   0288-26-3792
●かみつが落合直売所  文挾町434-1   0288-27-2662

みとやさんの饅頭と柏餅のセットパック 400円(税込)


添加物なしの餅生地に甘さ控えめのあんこ


この分厚い皮のもちっとした食感が最高!

日光唐辛子

農産物直売所といえば、秋に出回る日光唐辛子もお勧め。一見インゲン豆と間違えそうですが、ピリリと辛い唐辛子。一袋100円くらいで売っています。鍋に入れたりするとぐっとスパイシーになり、辛党にはたまりません。
何袋も買って、きれいな紙袋にでも小分けして渡せば、気の利いたお土産にもなるでしょう。
時期が合えば、日光市内の直売所ならどこでも売っています。


さんしょう家の山椒シフォンケーキと山椒ジャム

さんしょう家のオリジナル商品
足尾は銅山観光以外ほとんど目立たない町で、ある意味その寂れ方自体が足尾の歴史を語っている「観光要素」なのかもしれません。そんな足尾で地元のお母さんたちが頑張って経営しているユニークなお店が「さんしょう家」です。
食事やティーブレイクにうってつけですが、お土産にはぜひ山椒シフォンケーキを。他に山椒ジャムという珍しいものもあります。
足尾を訪れたらぜひ寄ってみてください。食事もできます。ただし、冬季はお店自体が休業しているのでサイトで確認を。
お店のサイトは⇒こちら
さんしょう家の食事メニュー一例
さんしょう家のお食事メニューの一例↑

丸彦の煎餅

1位  栃木  8,709円
2位  茨城  7,543円
3位  千葉  7,289円
4位  奈良  7,078円
5位  埼玉  6,848円
……
全国平均   5,239円

都道府県別煎餅消費量マップ
http://todo-ran.com/ より転載


これ、なんだか分かりますか? 世帯別の煎餅消費量ランキングです。栃木県は突出した1位なので、当分トップは揺るがないでしょう。
というわけで、栃木県内には煎餅メーカーがいろいろあるのですが、今のところ私がいちばんうまいと思うのは丸彦製菓
丸彦の煎餅はうまいだけでなく、食べたときに安心感があります。それは揚げ油の品質のよさや原材料の素性のよさというものがもたらしているのでしょう。
うまい煎餅を作ろうと思えば、材料費をけちれませんので高くつきます。ですから、我が家ではもっぱら、割れ煎餅をごそごそっと袋詰めしただけのサービス品「味の楽園」を買っています。

丸彦の煎餅は全国に出荷されていますが、日光周辺のスーパーにはほぼ確実に置いてあります。また、今市から鬼怒川方向に向かう西会津街道沿いに、「名水の郷 日光おかき工房」(日光市芹沼1989-1)として工場直営店舗も構えています。


清酒 自然醸清開

自然醸清開
日本酒は生きた商品なので、作られた時期によって出来が大きく違ったりします。経営者や方針を変えたり(ちょっと有名になると大量生産して儲けようとしたり)、杜氏が変わってしまったりしても味が大きく落ちたりよくなったりします。
ですから、この情報もいつまで有効かは分かりませんが、私が現時点(2014年)でお勧めするのはこれ。
日光にはいくつか酒蔵があって、片山酒造渡邊佐平商店が有名ですが、片山酒造さんのお酒は高額商品なので、実は手が出ず、飲んだことがありません(すみません)。
私の日本酒選びはシンプルで、売り場で買ったことのない銘柄を選ぶときは、「普通の一升瓶に地味なラベルが貼ってあるだけの純米酒」という条件で選びます。値段は大体2000円強。3000円台に入ると、うちには贅沢だな、と、諦めてしまいます。気張った贈答品としてなら購入することはありますが、自分用にはまず買いません。
そういう「ぎりぎりの選択」をするため、仰々しく包装してあったり、化粧瓶だったり、ましてや桐箱入りなんていうのは選びません。その分のお金を原材料選びなどにかけてほしいからです。
渡邊佐平商店の商品にも高額なものがいっぱいありますが、その中でいちばんリーズナブルというか、自分で買えるかなという価格なのがこの「自然醸清開」です。
精米歩合 65%なので「吟醸」は名乗れませんが、しっかりした味わいなのに雑味が少なく、価格(一升瓶で2000円強)のわりにはとてもうまい酒だと思います。
日光市内のスーパーにはたいてい置いてありますが、地味なので目立ちません。
蔵元が通販もしています。

ブヴロンのパン小屋の特製フランスパンとTOMOZOベーグル



この場所、分かるかな~?


住宅街の中にある小さな黄色いプレハブ小屋

今市周辺にはなぜかおいしいパン屋さんが複数存在します。
私がお勧めするのは、ブヴロンのパン小屋、薫風堂、TOMOZOベーグルなど。
この3つの店はどれもとても分かりづらい場所にあります。中でもブヴロンのパン小屋とTOMOZOベーグルは地図を渡されてもなかなかたどり着けないでしょう。店を見つけること自体がゲームのようです。

ブヴロンのパン小屋は休みが火曜と土曜で、それ以外は基本、朝7時から日没くらいまで開けてます。菓子パンも多いのですが、お勧めするのは具材豊富なロールサンドやシンプルなフランスパン。
特にフランスパンは酵母から自家製だというこだわりの逸品。冷凍しておけば、解凍後にオーブントースターで焼いていつでもおいしく食べられます。

ちなみに同じ道沿いで少し大沢交差点寄りに日光ゆば製造株式会社の直売所があります(9.00~17.00)。ゆば製品ばかりを売っているので、日光湯葉をお土産に買うなら、土産物店よりここのほうが品数が圧倒的にあります。
ゆばをお土産に買うためにここを訪れるなら、すぐそばなので、ぜひブヴロンのパン小屋にもどうぞ。

TOMOZOベーグルは金曜~日曜の朝11時から開店ですが、分かりづらい場所なのにリピーターが多く、夕方になる前にほとんど売り切れてしまうという人気店。
どちらも車で立ち寄るなら日光道大沢ICで降りる感じです。


二つのお店を紹介した日記は⇒こちら


↑ブヴロンのパン小屋の特製フランスパンはぜひ一度試してみるべき


↑TOMOZOベーグルは日光街道のバイパスと旧道に挟まれた細長いデッドスポットみたいな場所にある


↑日光ゆば製造株式会社の直売店はブヴロンのパン小屋のすぐそば


↑大沢IC付近のマップ TOMOZOベーグル、ブヴロンのパン小屋、湯葉直売所、甜喬屋源平(蕎麦)は比較的近所にまとまっているので、お店めぐりをしてみてはいかがでしょうか。
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