陽明門の白龍、龍馬、白獅子
さて、有名な陽明門です。1日眺めていても見飽きない「日暮らしの門」と呼ばれていますが、ゴテゴテと盛りすぎていて、武家社会が、公家文化にいかに憧れていたかが分かります。公家文化は中国文化の真似ですから、結局は中国の文化が江戸時代の日本にもずっと影響を与え続けたということになるでしょうか。
様々な彫刻が施されていますが、数と派手さを重視したせいか、個々の動物の彫り物は東照宮の中でもいちばん雑なのではないでしょうか。
特に中段あたりに横一列に並んでいる龍、龍馬、獅子はどうなのかなあ……
白い龍。これはまあ普通なのだが……
前脚が馬になっている「龍馬」。よく見ると阿↑と吽↓がいる
獅子も阿↑と吽↓がいる
牙と爪に金物をかぶせているのでへんてこに見えるのかもしれないが……
これなどを見ても、うまいとはいえない。目の彩色が下手なのか……
下から見上げて遠目にしか見ることができないから、この部分はあまり腕のいい彫刻大工を使わなかったのかもしれない……
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